柏餅と聞いて思い浮かぶカタチって実は関東と関西で違うんです!

 

いきなりですが、

私は関東生まれの関東育ちです。

 

「柏餅」と聞くと、上新粉で作った皮で
餡をクレープのように挟み、柏の葉を付け
て、あんこが見えた状態のものをイメージ
します。

 

恐らく、関東の方は皆そうなのでは
ないでしょうか・・?

 

ですが、関西では違います

 

関西では、上新粉(米粉)で作ったもちもち
の皮に、丸めたあんこを包み込んで丸め、
最後に柏の葉で挟んで完成となります。

 

クレープ状の柏餅が関東風で、
大福風の柏餅が関西風
というわけですね。

 

北海道地域では、関西風が主流のようです。

 

また、
8割の日本人が関西風の柏餅を好んでいる
というアンケート結果もありました!

 

目次

くるっと巻いたクレープ風柏餅。関東風の柏餅の特徴とは?

 

関東風の柏餅は、何と言っても、
餅が手に付きにくいのが特徴と言えるでしょう。

 

柏餅は、本来、
葉っぱは食べるためのものではありません。

 

そのためクレープ状の餅は、手に付きにくく、
食べやすいです。

 

(ただ、餡が大きい場合には、
クレープ状の餅から落ちてしまうなど、
「食べやすい」とは言い難いかもしれません。)

 

餅を平たく伸ばし、上に餡を乗せて、
くるっと巻くだけと言う意味においては、
作り易いとも言えます。

 

作り手にとっても、関東風の柏餅は
「易い」食べ物と言うことですね。

 

また、柏餅の発祥の地は日本で、
柏の葉を使った食べ方が広まったのも、
関東が中心でありました。

 

柏餅は葉っぱがあって ”らしく” なる。大福風の関西風の柏餅

 

なぜ、8割の人が関西風の柏餅を支持して
いるのでしょうか・・。

 

関西風の柏餅は、
葉っぱがなければほぼ大福
もはや大福との区別はほとんどつきません。

 

桜餅では葉っぱも食べますが、
柏餅は、本来葉っぱは食べないものなので、
葉っぱを取ってしまえば大福です。

 

(大福は白玉粉がメインで、柏餅は上新粉が
メインですが、白玉粉も上新粉も、同じ米粉。
原料と製法が違うだけなので、
正直素人にはわからないと思われます。)

 

ただ、クレープ状の和菓子よりも、
大福風の和菓子のほうが人気なのは、
あるいは当然の結果なのかもしれません。

 

まとめ

 

柏餅は、関東では端午の節句にお供え、
食べられるのが主流ですが、関西で
「端午の節句に食べる和菓子」としては、
「ちまき」の方が主流になります。

 

なので、
関東風の柏餅=柏餅
関西風の柏餅=ちまき

 

と、考えてしまわれている方が
多くいるようです。

 

ですが、柏餅は柏餅。

 

関西と関東の違い
分かって頂けたかと思います。

 

柏餅を作る上で、どちらがいいのかは、
食べる人次第です。

 

使う材料は同じなので、
関東・関西双方の柏餅を作って、
食べ比べてみてはいかかでしょうか。

 

「作るのは面倒くさい・・」
という事でしたら、ネットで購入しても
良いと思います。

 

春を感じつつ、美味しい和菓子を
味わいましょう。

 

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