我が家はすでに成人した子どもがふたり、高校生ひとりですが、
3人とも幼い頃は、読み聞かせが大好きでした。
特に冒険する物語と、仕掛け絵本や、主人公がドジだったりする内容のものが好きでした。
年齢は、ひとりめとふたりめが3才違いで、3番目は、一番上とは8歳の差がありましたが、
3人とも、大好きだった絵本は、
「こんとあき」という絵本でした。
キツネのぬいぐるみのこんは、
赤ちゃんが来るのを楽しみに待っていました…
いよいよ赤ちゃんがやってきて、こんは、あきというこの赤ちゃんと、毎日一緒に過ごします。
あきはどんどん大きくなっていきます。
こんはどんどん、古く、くたびれてきます。
あることから、
こんとあきは、電車にのって、あきのおばあちゃんのいる町まで行くことになります。
このお話のこの、電車に乗るところから、うちの子どもたちの目は、それまで以上に釘付けです。
何度読んであげても、盛り上がるのは、ここからでした。
この絵本は、本当に愛されているようで、
小児科の待合室や、小学校の図書館などにもたいてい、置いてあります。
読み聞かせるとき、なるべく抑揚が無いように読んでいき、
会話のところだけ、抑揚をつけます。
すると、子どもは小さな声の時には、静かに耳をすまして聞き取ろうとするし、
しっかりした声で読むと、
読み手の私のほうを見て、
ニコニコしていたものでした。
次によく読んだのが、
エリック・カールさんの絵本の数々です。
特にお気に入りのものとしては、
「はらぺこあおむし」
と
「パパおつきさまとって」
のふたつです。
どちらも有名な本であり、
ちょっとした仕掛けがあり、
子どもにとっては魅力的な絵本です。
はらぺこあおむしのラストなどは、
何度読んでも、子どもたちは、
最後に、よかったぁ!と言うのが可愛らしかったです。
短い物語ですが、なるべくはっきりした大きさの声で、テンポよく読むことを心がけていました。
パパおつきさまとっては、
大きな仕掛けがありますので、
子どもにしてみると、驚きがあり、何度読んでもそこの仕掛けに来ると、3人のうちの誰かがその仕掛けをやりたがって、
賑やかになってしまうのでした。
様々な絵本を読み聞かせることで、
子どもたちはとても、語彙が豊富になりました。
言葉での表現力があるのです。
息子たちは的確にものを伝えてこれるし、娘はシンガーソングライターになるべく、頑張っています。
読み聞かせは表現力を育てると実感しています。