七夕といえば、天の川ですね☆
織姫と彦星のお話など、
ロマンチックな雰囲気がある天の川ですが、
皆さん、ちゃんと見たことがありますか?
七夕の夜に空を見上げて
「あれ?天の川が見つけられない!」
なんて、ガッカリした経験がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今年はそんなガッカリ体験をしないように、
天の川を簡単に見つけるポイントや
見つけやすい時間帯などをお教えします♪
天の川はどの位置?見つけるポイントは夏の大三角形!
そもそも「天の川
って、何のことだか
ご存知でしょうか?
天の川は、「銀河系」のことを指します。
このため、天の川は七夕の日にしか見えない
と思われがちですが、実は1年中見ることが
できるんですよ☆
天の川がよく見える時期は、夏から秋。
この時期が見頃です。
見頃の時期があるとはいえ、
天の川は「MILKY WAY=ミルク状の道
と
言われるように、薄い雲のようなもので、
はっきりと見るのはなかなか難しい
というのが現実……。
たとえ晴れた日の夜でも、周りが街灯などで
明るい環境では見ることはできません。
月が明るく夜空を照らしているときも×。
もちろん、雲がかかっているときだって
天の川は見えません。
では、どのような条件なら天の川を
見ることができるのでしょうか?
それは……
・周りが怖いくらいに真っ暗な場所
・見頃の時期(夏)であること
これが肉眼で綺麗な天の川を見る条件。
都会ではちょっと厳しい条件ですね。
天の川を見るには、都会から少し
離れたところへ行ったほうがいい
ようです。
そして、これらの条件が揃ったら、
肝心なのは天の川を見つけること!
7月になると、3つの星(デネブ、ベガ、
アルタイル)から成る『夏の大三角形』が
東の空に見えるようになります。
七夕のお話で有名な織姫と彦星ですが、
実は、ベガが織姫で、アルタイルが彦星
なんですよ☆
この『夏の大三角形』から、さそり座に
向かって川が流れているように見えるのが
天の川。
つまり、天の川は『夏の大三角形』を
目印にして探すと見つけやすいんです!
七夕に天の川を見よう!大三角形が見える時間と方角は?
天の川の目印となる『夏の大三角形』。
これは、「夏の」と頭に付いているとおり、
7月上旬~9月上旬の時期に見ることが
できます。
先ほどもご紹介しましたが、
夏の大三角形を作る3つの星のうち、
ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)は
七夕のシンボルとして有名。
しかーし!
現実的には、七夕は『夏の大三角形』も
まだ見え始めの時期。梅雨の影響もあり、
まだまだ見えづらい時期なんです。
では、『夏の大三角形』が一番よく見える
のは、いつ頃なのかというと……
8月上旬の20時~22時の時間帯!
これがベストな時期・時間帯です。
そして、『夏の大三角形』が見える方角は
真東!まず、東の空で最も明るく光るベガ
(織姫)を探すと見つけやすいですよ☆
ここまでで『夏の大三角形』が見える
時間と方角がわかりました。
ここからは、肝心の天の川のお話。
先ほどご紹介した天の川を見る条件に
「周りが怖いくらいに真っ暗な場所」
というのがありましたが、天の川を
見やすい狙い目の時期があるんです!
それは、月明かりがまったくない
新月の時期。
つまり、『夏の大三角形』が見える時期で
なおかつ新月の時期であれば、天の川は
見やすいということ!
2018年でその条件を満たす日は……
7月13日(金)と8月11日(土)。
ただし、先ほどもご紹介したとおり、
7月は『夏の大三角形』もまだまだ
見えにくい時期です。
『夏の大三角形』がよく見えるのは
8月上旬なので、どちらかといえば
8月11日(土)のほうが天の川が
見える確率は高いかも……?
とはいえ、貴重な条件を満たす2つの日。
どちらの日もチャレンジしてみることを
オススメします。
少し都会を離れて、真東の空を見上げて
『夏の大三角形』を頼りに、天の川を
探してみましょう☆
まとめ
天の川の探し方、いかがでしたか?
綺麗な天の川を見るには、空気の澄んだ
高台や山の上から見るといいですよ。
ただ、そういったところだと、
夏でも夜は結構冷える……なんてことも
ありますので、事前にしっかりと調べて
防寒対策なども考えてくださいね。
この夏は、都会の騒がしさを忘れて、
静かな場所でロマンチックに天の川を
見つめてみませんか?