通院のためにどうしても預けないといけなくなり一時保育を利用しました。
まず電話して内容を確かめると、私と同じように通院、就活、保育園の入園待ちのお子さんが多く利用していて、さらに１か月先までほぼ予約が取れない状況でした。いざというときに有難いはずの一時預かりですら満員なんだと驚きました。
まずは話を聞きにその園に伺ってみました。歴史のある古い保育園の一角で、一時預かり事業は建物の２階にあり、ずっと空き部屋だったような畳張りの非常に暗くて衛生上大丈夫なのかと疑うような部屋でした。
利用時間の詳細は忘れましたが、１日２千円とリーズナブルでした。ティッシュ箱１箱は寄付で、ガーゼハンカチ、タオルなどもろもろ用意するものがありました。お昼ご飯は保育園内にある給食室で調理されたもので、お弁当を用意する手間が省けて大変助かりました。
保育士さんは３，４名いらっしゃったと思います。お話を聞いていると保育士さんと子供たちの笑い声が聞こえてきました。施設自体は老朽化してましたが、保育士さんはベテランの方が多く、安心して任せることが出来るとホッとしました。
当時私は就活を行っていて、近い将来保育園を利用したいと相談しました。すると２歳の娘は全く初めて利用するので、まずはお昼ご飯終了までの慣れ保育から始めたらどうですかと言われて、１０時から１３時半まで利用する事にしました。
一時預かりの当日、暗いお部屋に入りたくないと建物の前で娘は大泣きしました。
そんな娘を見て保育士さんたちは明るい笑顔で娘の名前を何度も呼んでくれたり、玄関でエプロンシアターしてくれて、娘は次第に泣き止みました。
部屋に入って親がいなくなるとわかると娘はまた泣き出しました。
「初めのころはこんなものですよ。大丈夫ですから、お母さん行ってきてください」
と保育士さんは優しい言葉で送り出してくれました。これから仕事をする事を考慮すると今は娘に慣れてもらおう、私もさっさと用事を済ませて迎えに来ようとその場を後にしました。
予定よりも早く予定が終了したので、１３時過ぎに伺いました。
子供たちはお昼寝の準備に入っていて、保育士さんはその準備で忙しそうでした。それでもお帰りなさいとニコニコして話してこられました。
娘は、私が立ち去ってから場所を動かずずっと泣いていました。絵本を読んだり、玩具で遊んだりと保育士さんが手を変え品を変え頑張ってくださってその時は泣き止んだそうです。
お昼ご飯、その日は唐揚げや油ものが多い日でした。娘にフライものを頻繁に与えてなかったせいか、ご飯は全く手をつけず、その日偶然お誕生日会だったのでそれに出されたゼリーだけはきれいに食べたとのことでした。
保育士さんもお疲れになったのか最後に、しばらくは半日（最悪、お昼ご飯抜きの午前中）保育をされてはどうかとおっしゃいました。
お昼抜きの半日、つまり8時頃から11時過ぎだと大した用事が済まないし、就活も難しい。料金も負担になると思い、その日以来利用していません。
一時預かりは施設によって時間帯や料金など異なるし、実際に行ってみて雰囲気、保育士さんとの相性など様子を見てから決めるといいのではないでしょうか。