「同じ絵本」の繰り返し!? 子供への読み聞かせは問題アリ?

図書館に行ったときなどに、小さい子どもを膝の上にのせて、絵本の読み聞かせをしているお母さん、お父さんを見かけると、なつかしく温かい気持ちになります。
この時期は普段の子育ても大変だと思いますが、子どもの温かさを味わえる限られた時期でもあるので、ぜひ読み聞かせの時間を大事にしていただけたらと思います。

私が子どもに本を読み聞かせている時に、これでいいのかなと思ったことは、子どもが同じ本を聞きたがることでした。

お気に入りの本を毎日毎日、一日に何度も、同じ調子で読んで欲しがったのでした。
同じ本ばかりで飽きないのかなと思ったり、何度も同じ本を読まなくてはならないことに苦しさを覚えたりしました。

でもどうやら、この同じ話を何度も読んで欲しがるのは、自分の子どもばかりではなく、よそのお子さんでもあるようでした。
この頃の子どもにとって必要な事だったようです。
同じ話を信頼できる大人から聞くことで、安心感を覚えていたのかもしれません。

私が絵本を読みきかせするときに工夫していた事は、ゆっくり目に読むことでした。

参考にしていたのは、NHKのEテレなどの子供向け番組です。
はっきりと聞きやすい言葉で聞かせようとしました。
読み聞かせをしている親御さんの中に、時々ちょっと早いんじゃないかなという読み方をしているのを聞くと、心の中でもっとゆっくり読んだらいいんじゃないかなと思ったりしています。
読み聞かせの時間は、親子で絵本の世界に浸る時間でもあるので、親子で共に味わうようにゆっくり読むのが良いのではないかと思います。

文字を覚えてほしいと思った時期は、読みながら、その文字を指でたどったりしました
そのことが良かったかはわかりませんが、やや発達にばらつきのある子どもだった息子も、読むことには問題なく過ごしています。

ただ思っているのは、私の子どもの場合はそのような発達の問題があったため、成長のために何かいい方法はないかとつい思ってしまって、効果のあるようなやり方を選びがちだったのですが、そんなことをしなくても、もっと子どもにじっくり付き合って、その時間を楽しむように過ごしても良かったのではないかと思います。
それは今がそこそこ安定している生活を送れているから言えるのですが。

過ぎてからじゃないとわからないのが、子育て期の時間の温かさだと思います。
その最中にいるとやはりわからないことです。
だから私自身がもっと余裕のあるお母さんになれたら、頑張っているお母さん、お父さんに、励ましの声をかけられたらなと考えています。

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