無理やり「絵本の読み聞かせ」をしていませんか? 大事なのは ”子供と時間を共有” すること!

第1子の誕生から、巷の育児書やブログなどを見たり、また本好きになってほしいという思いから本を読み聞かせていました。

寝んねの頃や、まだあまりおしゃべりしない2歳くらいまではじっと耳を傾けてくれる様子でしたが、おしゃべりや動きが活発になる3歳位からはお話を最後まで聞いてくれないことも多く、なんか本の読み聞かせになっているのかなあと思うこともありました。

どんな本を読み聞かせていたかというと、よく絵本100選などである本や、幼稚園から毎月もらう絵本、または某社の毎月本が2冊くらいずつ送られてくるのも申し込んでいました。

また英語の絵本も発音に自身がないのでCDつきを購入していっしょに聞いたり、寝る前は必ず、また昼間の時間をもてあました時など読み聞かせをするようにしていました。

またある育児のブログに、”何歳までに(何歳だったか忘れました。)1000冊の絵本を揃えて読んであげると本が好きな賢い子に成長する”、みたいなことが書いてあって、本好きにしたかった私は1000冊と意気込んだのですが、結局、経済的にも場所的にも無理で挫折しました

挫折してからは、図書館で借りればいいんだと思い、幼い2児を連れてせっせと図書館通いをしましたが、こちらも1冊の気に入った本ばかり読まされたり、どの本を先に読むかで子供がけんかしたり・・・
なんだかよくポスターにある親子のほほえましい読み聞かせ場面とは違うな、と思うことしばしばでした。
でも親である私も読み聞かせ自体好きだったので、少々子供たちが望んでないような時でも無理やり読み聞かせしてたような気もします

子育ての過程では、親の思惑通り子供が動いてくれないことばかりで、全くどうしてかなとか悩むことも多いですよね。
私も他のことでも悩むことは多々ありましたが、読み聞かせで子供の反応にムラがあるし、うーん本好きになっているかしらと考えてしまうことも多々ありました。
だってこんなにいいことなのに、お話の途中で上の空だったり、違う話始めたり、英語のCDをいっしょに聞く事に限っては、違う部屋に子供たちは行ってしまい私だけCD聞いてましたっけ。
もちろん、好奇心旺盛で聞いてくれる事もありましたが、それは全く子供の気分次第でしたね。

しかし、今でもよく覚えている、子供が6歳くらいの時の会話があります。

ある日の寝る時間、いつものように寝かせていたら、
「ママ本読んで。」
「はい。でも今日は遅くなったから1つのお話ね。」
「えー。少し長いのにして。」
「そう?」
「だって本はどうでもいいけどママの声きいて寝るのがいいから。」と。 

”本はどうでも” の部分はいただけなかったですが、まあ本の読み聞かせが嫌というわけではないし、安心感を与えていたんだと思いました。

それから数年、同じような読み聞かせタイムは続きましたが、本好きになったかは正直、疑問です。
もしかしたら、本好きにしたいという親の思惑が見えていたかもしれません
でも読み聞かせは、やはり親と子の同じ時間を共有する一つの手段で、しかも長く出版されている絵本の文章を聞かせるという事はけっして害はないと思います。

私は、日本昔話やグリム童話などの昔からの昔話は別にして、なるべく明るい話を選びましたが、児童向けの本は沢山あって自分で選びきれるものではないので、推薦図書などを参考にして適当に選んでいいと思います。

子供たちも成長してもう読み聞かせはしないですが、今でも頼まれればしたいです。
子供の世話で忙しく、子供が寝てからだけ自分の時間が持てた、あの日々に戻りたいです。

そして、今度はもっと上手な読み聞かせ、子育てをしてあげたいです。
何回してもそう思うのかなとも思いますが、もう一度子育てしたいです。

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