絵本に関しては子供の小さいころから、”影響のいいもの”、”人に聞いてみて良かったもの” を選ぶようにしていました。
一番最初に絵本の読み聞かせを体験したのが長男が6ケ月のとき。
子育て支援センターで、「親子の体験ブック」という無料の体験ができる案内があり、育休中で時間のあったわたしは、暇つぶしにでもなればいいかと思って申し込みをすることにしました。
そのときの絵本の題名は「しろくまちゃんのほっとけーき」。
わかやま けんさん作の絵本でした。
かわいいこぐまの親子がほっとけーきを作る話ですが、ホットケーキを作る過程が細かく描写されてとってもおいしそう!しかも色もきれいであざやか。
おいしそうなにおいがただよってきそうな、きれいな絵とホットケーキがフライパンの中で焼けるおいしそうな音が聞こえてきそうな12個のフライパンの絵。
まだちゃんと喋れていない長男もなぜか静かに絵本を見つめていました。
絵本を読む施設のひとも大人もうっとりするような心地よいリズムと声音で本当に素敵に読み聞かせをしてくださいました。
このときから、絵本の読み聞かせにはまってしまいました。
本屋さんによってはいろんな絵本を買って子供に見せてみたりしました。
そして少し喋れる2歳くらいになると絵本に興味がわいてきたのか、自分でこの絵本をほしいと持ってくるようになりました。
その絵本は ”ポップアップ絵本” で、絵本から飛び出すいろんな動物がとても気に入ったようで、時にはきばをむいたライオンのところでは怖くてびりびりに破られてしまったこともありました。
それから、このシリーズは4歳になるくらいまでいろんな種類のポップアップ絵本を集めては何回も自分で読んで遊べるようにまでなりました。
4歳くらいになると、もういろんなことが理解できるので今度は昔話やディズニーの絵本やらを読んで話の内容を理解するという方向性の絵本もふえてきました。
中でもお気に入りは「おおきなかぶ」、「やさいさん」。
この絵本でいろんな野菜の種類も覚えることができました。
わたしが役にたったのは「ねないこだれだ」の絵本です。
いつも夜ねないときには「ねないこだれだ」のおばけになってとんでいってしまうから、一番最後までおきてちゃだめだよ、つれていかれるよ、っていうと、もうそれこそ本当にすぐに寝てくれました!
いまでもこの効果は絶大です。
我が家には本棚が子供用だけでもかなりありますが、自分でお気に入りをひっぱって5歳になった長男はいまでは一人で読めるようにまでなりました。
絵本の世界は本当にすばらしいです。