「上の子に我慢させ過ぎたかな…?」二人きりになって思い出せた大切な絆

北海道在住の私は結婚してから、札幌市で開催される「ホワイトイルミネーション」を見に行く機会が減りました。

子供を産んでからはなおのこと、育児に追われてそういったイベントもただ過ぎ去っていくものです。
せっかく北海道に住んでいてホワイトイルミネーションを見に行ける場所に住んでいるというのに、子供を連れて行くとオムツの心配や風邪をひく心配もあって、連れて行こうとはなかなか思えませんでした。

ある年のこと、下の子も乳児期を過ぎて上の子は小学2年生でした。
今年もホワイトイルミネーションの季節だなと感じて、ふと思い立ったんです。
「今年こそ連れて行こう!」
と。
なぜそう強く思ったかはわかりません。
赤ちゃんの世話に追われ、上の子に負い目を感じていたのかもしれませんし、成長していく上の子を見ていてちょっと寂しくなっていたのかもしれません

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久々に上の子と二人だけで

その日は下の子を夫に任せ、上の子と二人だけでホワイトイルミネーションを見に行きました。

地下鉄で行けるところに住んでいるため、交通費だけで見に行くことができます。
どうせならということでテレビ塔にものぼり、上からの美しさを体感してもらうことにしました。
ホワイトイルミネーションは無料ですし、テレビ塔にのぼるのはたった数百円の手軽なレジャーです。
きっともう少し大きくなると、こういった美しい景色も冷めた目で見るようになっていくのでしょう。
自分がそうだったので、感動してくれるうちに見せたいという思いもありました。

下の子がいないと、上の子はわがままになります。
しかしそれも二人きりならではの甘えであるとわかっているので、聞いてあげたいと思う ”余裕” があります。
下の子がいると、下の子の機嫌に合わせてのレジャーになってしまいますが、その心配がないので私自身もリラックスできました。

ステキな時間を過ごせた切っ掛けに

テレビ塔から見るホワイトイルミネーションはとても美しく、我が子はただじっと見つめていました。
私はそんな息子を見つめながら、
「こんな楽チン レジャーでごめんね」
という気持ちと、
「こうやって上の子を見つめて、上の子だけのことを考えるのはいつぶりだろう
と考えていました。

ただ美しい景色を見るだけのことですが、私にとっては育児を振り返ることもできたステキな思い出となっています。
しばらく子供二人の写真ばかり撮っていましたが、その日は上の子だけの写真をたくさん撮ることもできました。

”子供達” とくくってしまわずに「一人一人を見ていこう」と、ホワイトイルミネーションの雰囲気に包まれながら誓った日です。
幻想的な雰囲気は、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれますから、たまにはいかがでしょうか?

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