大きい音が怖い子も!? 花火大会は離れた所から見ようね!

私は40代主婦で、一人息子がいます。

夏の思い出として毎年行く花火大会は、夏休みが始まると「あと何回寝たら花火大会?」と毎日のように聞かれるイベントの1つです。

私たちが子供が3歳の時に、初めて花火大会に連れていった時のことです。
私も浴衣を着て久しぶりにお洒落をして心が弾んでいました。
子供にも甚平を着せました。

混むことを予想していたので、少し早めに家を出ました。
それでも電車は花火大会へ向かう人たちで、大にぎわいでした。
主人が子供を抱っこをしてぎゅうぎゅうの電車に乗ったのです。
もう子供は、それだけで疲れてしまったのです。

それでも花火大会のわくわくで頑張っていました。
現地につくとまだうっすらと明るく、花火が上がるまでに2時間ありました。
でもそんな時間は、立ち並ぶ屋台を見てはしゃぐ子供を見たら、あっという間に過ぎると思っていたのです。

私達は食べながら見れるようにと、輪投げをしたり、くじをひいたり、お面を買って、綿菓子を買ってととお祭り気分を楽しみました。
場所取りをして、花火を見ながら食べようと焼きそばや唐揚げやポテトを買いました。

それでもまだ1時間前です。
お腹を空かせた子供は、待ちきれず、ぐずりだしたので少し早いけど食べることにしました。
子供がいると、ちょっとテンポが変わりますね(笑)。

あと30分というときに、トイへ行きました。
とても混んでいて20分かかりましたが、席に戻ればちょうどいい時間です。
私達はわくわくしながら花火が上がるのを待ちました。

「ひゅぅ~ん、ドーン」と一発大きな花火が上がりました。
周りの観客の人達も、拍手をして歓声があがりました。

その時です。
子供が「うわぁー」と大声で泣き出したてしがみついてきたのです。
抱き抱えると、花火を恐がって怯えるのです。
私達はなんとか子供を泣き止まそうとしましたが、何度も何度も「ドーン、パンパンパンパン」と勢いよく上がる花火に泣き止むことありませんでした。

周りにいた人達に申し訳なくなり、私達はその場を離れました。
花火に背を向けて、後ろからうち上がる度に歓声があがり、それに気を取られると子供の泣き声が大きくなってしまいました。

私達は仕方なく帰ることにしました。
駅ではこれから花火を見に行く人たちでいっぱいでした。
みんなとは逆の方向へ行くのですから、電車も空いていました。

電車の中から、遠くで花火があがっているのが見えます。
その花火に向けて大きくため息をついたのを覚えています。
まだ早かったのかな?と子供の頭を撫でるとスヤスヤと眠りについていました。

しかし翌日、子供は「花火大会楽しかったね!また行こうね!」と言うのです。
とりあえず、トラウマにならなくてよかったとひと安心しました。

来年は、少し離れたところから雰囲気を楽しむようにしようと思いました。

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