現在3歳の娘がいます。
娘は産まれた時から、本当によく泣く子でした。
今は落ち着きましたが、育児で一番苦労したのはやはり ”寝かしつけ” です。
つい最近まで一晩中寝てくれることはなく、ずっと夜泣きが続いていました。
泣かせまい! と頑張り過ぎていました
新生児から生後半年までは、お布団の上で寝てくれたことは数えるほどしかありません。
ずっと抱っこ抱っこで、このままでは肩がちぎれると本気で思いました。
娘は抱っこ紐が大好きで、抱っこをするとスヤスヤ眠ってくれるのですが、そのままソッと布団の上に置くと途端に泣き始めます。
いわゆる「背中スイッチ」という、親にとっては地獄ボタンですね。
この地獄ボタンは生後半年まで発動し続けました。
夜中もずっとソファーに座ったり、テーブルに寄っかかったまま寝る毎日でした。
今思い出してもよく乗り越えたなぁと思います。
きっと第一子ということもあり、頑張りすぎてしまっていたと思います。
マンション住まいだったので、赤ちゃんの泣き声に隣近所が迷惑してはいけないと、泣かせないことに必死でした。
今は赤ちゃんは ”泣くことが仕事” だと思っているので、ご近所に「ご迷惑をおかけします。」というご挨拶さえあれば大丈夫だと思います。
生後半年を過ぎると、そこから3~4ヶ月はお布団の上で寝てくれるようになりました。
と言っても一晩中ぐっすりとはいきません。
最低3回は泣いて起きたので、その度にあやしていました。
それでも続けて2時間睡眠がとれると、私自身にも心の余裕ができました。
睡眠がこんなにも大切なのだと、育児をして初めて知りました。
精神的に参ってしまう「夜泣き」
しかし、1歳の誕生日を迎えた頃から夜泣きが始まったのです。
夜泣きがない赤ちゃんもいるようですが、周りに話を聞くとほとんどの方が夜泣きを経験しています。
”育児で一番辛かったことランキング” でも、必ず上位に入っている「夜泣き」。
私個人のランキングでは、堂々の一位です。
夜泣きはとにかく、精神的に参りました。
たまらず叩いてしまったり怒鳴ってしまうという方の話をよく聞きますが、その気持ちがとてもよくわかりました。
この辛さは経験してみなければわかりません。
私にとっても、一晩中抱っこしていた時期が天国だと思えるほどキツかったです。
娘の夜泣きは、寝入って2時間ほどしてから必ず起こりました。
その泣き方は本当に凄まじく、火をつけたように泣き叫びました。
初めはどこか具合が悪いのかと心配しましたが、熱もないようだしお腹も空いていない、さらには毎日同じ時間帯に起こるということで、「夜泣き」だと判明しました。
娘の場合は1時間以上泣き叫んでいました。
背中をトントンしても払いのけられ、電気をつけて明るくしてみても効果なしでした。
抱っこも嫌がる、お水もいらない、出来ることは全て試しましたが、どれも夜泣きを抑えることはできませんでした。
大切なのは、「母親の気持ち」が落ち着いていること
とにかく嵐が過ぎるのを待つしかない、というのが私の『夜泣きに対する答え』です。
悲鳴のような泣き声に、私はたまらなくなり怒鳴ってしまったこともあります。
でも怒鳴っても夜泣きは無くなりません。
私は、精神を落ち着かすためにも、度々部屋を出ました。
そして深呼吸してまた戻る、を繰り返していました。
出口の見えないトンネルを彷徨っていましたが、必ず出口はあります。
2歳を過ぎてから徐々に回数が減り、今では上手に寝てくれます。
今思えば、なるようにしかならなかったんだな、と。
なるようにしかならないなら、もっと手抜きをしても良かったと思います。
そして、夜泣きの後に待っている ”イヤイヤ期” は、夜泣きに比べれば可愛いものです。
睡眠はしっかり取れるのですから。
もし今、”寝かしつけ” で悩んでいる方がおられましたら、頑張りすぎないように、赤ちゃんの安全さえ確保したらその場から離れてもいいので、とにかく気持ちを落ち着かせてほしいと思います。
母親の落ち着いた気持ちは、少なからず赤ちゃんに伝わります。
必ず、終わりは来ます。