「こども将棋教室」体験会に参加してきました

今や藤井四段の活躍により、空前の ”将棋ブーム” ですね。

将棋は単なるボードゲームではなく、集中力先を読む力が身につきますので、最近は子供達にも教え始めました。
しかし、私も素人のため、強くなるにはどうやって教えればいいか途方に暮れていました。

そんな中、つい先日「こども将棋教室」の体験会があり、ここぞとばかりに参加してきたので、その体験談をご紹介したいと思います。

目次

地域の子供たちと1から学ぶ

参加のきっかけは、地域の広報だったと思います。

概要としては、地域で将棋教室を運営しておられる先生が、若い世代に普及させることを目的に無料体験会を開催するというものでした。
その内容は、基本ルールの説明簡単な講義、そしてメインはリーグ形式での対局といった流れでした。

私は小3の長男、幼稚園年長の次男を連れていったのですが、参加者の年齢層は小学校低学年から高学年までだいたい均等にバラけていました。
家で兄弟で対局している際は漫画を読みながら、またはよそ見しながらが常なんですが、さすがにこういう場では対局中に私語をする子もいませんし、いつもと違う環境にかなり緊張していたと思います。

棋力に関しては、8-9割の子が似たり寄ったりというレベルでしたが、数人の子は大人が見ていても驚くぐらいの強さでした。
その別格の子たちはもともと将棋教室に通っているみたいでしたが、中には扇子を出してあおぎ始めたり、風格を感じさせる子もいて面白かったですね。

結果は、ともに1勝ずつでしたが、親としてはまず1回も勝てないだろうと見越して参加していたので、この1勝でも大満足でした。

参加して良かったこと

この「将棋教室」を通じて得られたものは、”2つ” あります。

まず1つ目は、”勝負に挑む姿勢” について身をもって実感できたことです。
家では遊び半分で指していた自分たちが、私語厳禁でしかも知らない人たちと勝負する、始まりと終わりの挨拶をしっかりとするなど、普段経験できない緊張感を味わえました。

2つ目は、地域における ”つながり” の可能性が見えたことです。
これは子供達というよりは親としての感想ですが、地域の高齢者と触れ合う機会を得られたことは非常に良い経験でした。

私が子供の頃は、近所のおじさん達と特に垣根もなく色々と会話できたと記憶していますが、最近の学校は「知らない人と話さない」という教育が過度に徹底されていて、地域の大人と触れ合う機会が奪われてしまっているのが現状です。

実際親として色々心配事はありますが、いき過ぎもどうかと思います。
地域にはこんなおじいちゃんがいて将棋を教えてくれる、あのおじいちゃんは普段偉そうにしている父親よりも将棋が強いんだなど、子供と地域をつなぐ1つのきっかけとなったと思います。

昔の遊びを若い世代に伝えていくなど、高齢者の社会的役割の再獲得のためにも、こういった体験会などはどんどん開催してほしいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次