子どもと一緒に参加した体験教室で思い出深いのは、「勾玉(まがたま)作り教室」です。
大分市の歴史資料館で、年に数回開催されています。
参加費用は1セット200円位、勾玉の元になる石や紙やすり等材料を受け取り、会場の道具を使って仕上げるのです。
初めて勾玉作り教室に参加したのは、子どもが4歳半ばになった夏休みです。
市の広報誌で紹介されており、電話で “小さいお子さんも多く参加されている” と聞いたので、チャレンジしてみたいと思い申し込んでみました。
会場は、学校の工作室のような感じで大きいテーブルが配置され、各々の席にはドライバーのような棒やすりと説明書が置いてありました。
初めて触る勾玉の原石に、子どもは大喜び!
テーブルは相席で、他の園児や小学校低学年のお子さん親子も座っていたので、ドキドキしてきたようです。
子供の好奇心がくすぐられる!
勾玉作り教室は、お姉さん先生のご指導の元、棒やすりで原石を三日月形に削る所から始まりました。
子どもは、なかなか棒やすりを使えませんでしたが、親と交代しようとはしませんでした。
周りのお子さんが一生懸命原石を削っている姿に影響されたようです。
だんだん作業が遅れてきていた所、指導員の方が、子どもにお手本を見せながらアドバイスしてくださり、大変助かりました。
大根おろしの要領で、棒やすりを置いて原石をスライドさせれば、削りやすいのだそうです。
さすがに子どもも疲れ、途中で交代しましたが、しばらくすると、また子どもが「もう一回やる~。」と言いだし削り始めました。
教室の中では一番作業が遅かったと思います。
紙やすりで磨いて、やや角ばった勾玉がようやく完成しました。
次の工程は色付け。
さまざまな色の勾玉の見本を見て、好きな色を選ぶことも、子どもにとっては楽しかったようです。
迷って青に決め、嬉々として色付け液をもらって来ました。
液体に勾玉を3日間つけておくと着色できるとのことで、教室は終了となりました。
自分で頑張って作った ”宝物”
後日持ち帰った勾玉は爽やかな青色に染まっており、子どものお気に入りになりました。
子どもは、
”勾玉を9色作ると「勾玉名人」に認定される”
という説明があったのを覚えていたようで、その後も「勾玉教室に行きたい!」と言うようになりました。
その後、頑張って7色の勾玉を作りました。
どれも、子どもの ”宝物” です。
勾玉作り教室では、親は直接手を出さずに、子どもが自分でできるように手助けすることが大切、と勉強になりました。
園や学校が違うお子さんと一緒に同じ体験をすることも、子どもにとっては楽しく学ぶことも多いようでした。
遅かったり、できなかったりすることがあるかと思いますが、今後もいろいろな体験教室に参加したいです。