保育園の年長さんの時から娘をキャンプに連れて行っています。
娘は現在小学校3年生、キャンプにも慣れました。
娘が1歳の時の、保育園の友達家族といつも一緒に行くので、それも本人には楽しいキャンプになっている理由でしょうし、また、2人で色々と協力して作業をこなせているのだと思います。
子どもは1人で行くよりも、友達やいとこなどがいた方が楽しいし、大人も楽になると思います。
「たき火」で学べる色々なこと
ここ最近、私たちが取り組んでいるのは、「いかに薪や着火剤を使わないでたき火をし、煮炊きができるか」、ということです。
現地で ”木の枝” や ”枯草” などを拾ってたき火をするのです。
(とはいえ、キャンプ場によっては薪以外のたき火を禁止しているところもあるようです。
される場合は、キャンプ場の規則を確認してからがいいと思います)
ということで、我々のキャンプはまず「枝拾い」から始まります。
子どもたちは、物を拾うのって大好きですよね。
バケツやレジ袋を渡して、
「これにいっぱい、”枝” とか ”葉っぱ” とか ”まつぼっくり” を拾ってきて」
というと、ものすごく張り切って拾ってきます。
この作業は、2、3歳の小さなお子さんでも誰でもできるので、おすすめです。
枝などが集まったら、次はそれを「組み」ます。
これもできる限り、子どもと一緒にやります。
”どの素材が一番火がつきやすいのか”、
”どう組んだら燃えやすくなるのか”、
ということを考えながら、一緒に組みます。
- 火は上に向かって燃えるのだから、下に燃えやすい葉っぱなどを置いて、その上に枝を組むこと
- ギチギチに組むと、空気が入らずに燃えなくなること
- 湿っていると燃えないこと
- ”まつぼっくり” や ”スギの葉っぱ” は、油が多いので着火剤くらいよく火がつくこと
- 枝が大きすぎて火が付きにくいときは、ナイフでささくれを作ってやると燃えやすくなること
などを、体験しながら話しながら、一緒にやります。
中々うまくいかないことも多く、大人もその都度頭を使って大変勉強になります。
考えてみれば、これって「火おこし・たき火」の知識ではありますが、科学の実験でもありますよね。
将来授業で燃焼について学ぶ時、きっと娘たちはこのことを思い出すはずです。
様々な知識が身につき勉強にもなり、しかもごはんを作ることができる…
これだけでも、いくつものメリットがあると感じます。
その後はみんなでご飯作りです。
カレーなど簡単なものは、子どもたち2人だけで作らせています。
最近は「火が弱くなってきたから、枝拾ってきて入れて!」と大人たちに命令も出せるようになりました。
自分たちで作業しなければご飯はたべられないし、火をつけるのもボタン1つではない ”不便さ”。
しかしこの ”不便さ” は、子どもたちにかけがえのない成長の機会を与えてくれます。
キャンプ、本当にすごいです。