「柏餅」と「桜餅」の違いって何?日本の伝統和菓子のおいしいお話!

 

和菓子でお馴染みの

柏餅」と「桜餅」ですが、

この2つには一体、

どんな違いがあるんでしょうか?

 

 

どちらも葉っぱに包まれているので、

よほどの和菓子好きでない限り、

イマイチ区別がつかないですよね…。

 

 

ということで今回は、

意外と知られていない柏餅と桜餅の違い

を紹介します!

 

 

目次

柏餅と桜餅は葉っぱも違う?餡を包む餅にも違いがあった!

 

柏餅と桜餅は全く別の和菓子です。

 

 

まず柏餅というのは、その名の通り、

柏の葉であんこ入りの餅を包んだもの

 

 

餅は「上新粉」という、お団子に

よく使われる粉で作られています。

 

 

そして、使用されるあんこは主に、

こしあん、粒あん、味噌あん3種類。

 

 

柏の葉は抗菌作用があるため、

防腐剤の役目として巻かれており、

柏餅を食べる時は必ず外して食べます。

 

 

一方、桜餅はあんこ入りのピンクのお餅を

塩漬けした桜の葉で包んだもの

 

 

桜餅には「道明寺」(どうみょうじ)と

「長命寺」(ちょうめいじ)という、

2種類のタイプが存在するんですよ。

 

 

道明寺は関西の桜餅で、

蒸して乾燥させたもち米から作った、

「道明寺粉」という粉で餅を作り

あんこを包んだもの。

 

 

長命寺は関東の桜餅で、

小麦粉と白玉粉で作った生地で

あんこをクレープみたいに包んだものです。

 

 

同じ桜餅でもこんなに違いがあったんですね!

 

 

ちなみに筆者はもち米の

粒々とした感触が好きなので、

桜餅は断然、道明寺派です!

 

 

桜餅が包んである桜の葉は

香り付けのために巻かれており、

柏の葉と違って塩漬けされているため、

食べることも出来るんですよ。

 

 

もちろん、桜の葉を剥がして

食べても良いですが、塩気で

より桜餅の美味しさが引き立つので、

ぜひ一緒に食べてみてくださいね!

 

 

桜餅と柏餅は時期も違う!季節の行事にちなんだ和菓子だった!

 

柏餅と桜餅の違いは、まだあります。

 

 

何といってもこの2つは、

食べる時期が違うんですよね。

 

 

まず柏餅はご存知の通り、

55日、つまり子供の日である、

「端午の節句」に食べるのが

一般的な和菓子。

 

 

そして桜餅は33日、

つまりひな祭りである、

「桃の節句」に食べるもの

だったんです。

 

 

もちろんここ最近では、

桜餅は年中売られているスーパーや

和菓子店もありますが、

基本的には桜餅は、

桜の時期に食べる和菓子。

 

 

一方、柏餅の場合は

子供の日が近くならないと、

あまり店頭では見かけませんよね。

 

 

どちらかというと、

柏餅の方が見かける頻度は

少ないんじゃないでしょうか?

 

 

行事ごとに食べるお菓子が

決まっているなんて、本当に奥深いです。

 

 

柏餅や桜餅を食べる機会があったら、

ぜひ季節をしみじみと感じながら

それぞれの良い香りを堪能してくださいね!

 

 

まとめ

 

柏餅は「上新粉」から作った餅で

あんこを包み、柏の葉を巻いた

端午の節句に食べる和菓子。

 

 

桜餅は小麦粉と白玉粉か、

もち米から作られた「道明寺粉」を使って

あんこを包み、塩漬けした桜の葉で巻いた

桃の節句に食べる和菓子です。

 

 

こうしてみると、

かなり違いがありますね。

 

 

どちらもそれぞれ良い香りがするし、

季節を感じられる和菓子ですよ!

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次