結婚、妊娠・出産、育児 ――
女性は、ライフステージの変化によって
「仕事か家庭か」の二者択一を迫られる
こともありますよね。
でも、最近は女性の働きやすさをPRする
企業も多く、産休・育休が取りやすい環境
作りに力を入れる会社も増えてきました。
産休・育休が取れて周囲の理解もある会社
なんて羨ましいなぁなんて思っていたら、
まさにそんな理想の会社に勤める友人から
最近、こんな愚痴を聞いたんです。
「育休中の人の分、私たち独身組が残業して
頑張ってるんだよ」
「私もいつか逆の立場になるかもしれない
から文句は言わないし、順番なんだって
言い聞かせてるけど……」
「でも正直、当然のように育休延長する人は
毎日残業続きで仕事カバーしてる私たちの
こともちょっとは考えてよ!って思う」
う~ん、確かにいくら頭では理解していても
育休中の人の分まで働いてヘトヘトの状態で
当たり前のように「延長」なんて言われたら
ムッときちゃいますよね。
私はそれまで聞いたことがなかったんですが、
育休延長ってよくある話なんでしょうか?
調べてみたら、驚きの実態が……!
保育園に入れずに育休を延長!わざと落ちやすい園に申し込むって本当!?
まずお伝えしたいのは、育休を取ることは
決して悪いことではないということ。
「育休=悪」ではないんです。
先ほどの友人も育休制度はいいものだと
思っているし、普通に育休を取る分には
不満はないようでした。
では、なぜモヤっとしてしまうのか?
それは、わざと保育園に落ちて確信犯的に
育休を延長する人がいるから!
保育園に入れるためにママができる限りの
ことをやって、それでも入れなかったなら
育休延長は仕方ないです。
でも、わざとなら話は違いますよね。
あえて倍率の高い保育園だけに入所希望を
出して落ちることで育休延長をねらう……
信じたくはありませんが、そんなママが
実際にいるそうです。
こんなことをされたら、その人の分まで
会社で頑張っている人が怒るのは当然!
さらに、普通に育休を取っているママまで
変な目で見られて肩身が狭くなってしまう
……なんてことになりかねません(><)
本当に迷惑な話ですが、そもそもなんで
そんなママが出てきてしまったのでしょうか。
確信犯の育休の延長はずるい!保育園落選を狙う育休ママが急増!
わざと保育園に落ちて育休を延長するママ。
実は、2017年に法律が変わったことが
きっかけでそんなママが増えてきているん
だとか……。
育休期間は基本的に子どもが1歳になるまで。
保育園が見つからない場合、今までは1歳半
まで育休を延長することができました。
これが2017年の法律改正で最長2歳まで
延長できるようになったんです!
でも、1歳で保育園が見つからなかったから
といって、無条件に2歳まで延長できるわけ
ではありません。
今までどおり1歳半までの区切りはあります。
■子どもが1歳になったとき
・保育園に入れたら育休終了
・入れなかったら、1歳半まで育休延長
■子どもが1歳半になったとき
・保育園に入れたら育休終了
・入れなかったら、2歳まで育休延長
……という感じです。
つまり、1歳と1歳半のときに保育園に
落ちれば、2歳までは育休が延長できる
というわけ。
これで少しでも育休を延ばすためにわざと
保育園に落ちるママが増えてきてしまった
んですね(><)
まとめ
育休延長、ちょっと衝撃の実態が明らかに
なってしまいましたね……。
こっちは毎日残業して仕事をカバーしている
のに、わざと育休を延長するなんて!
イラっとする気持ち、すごくよくわかります。
でも増えてきているとはいえ、
そんなずるい手を使うママは少数派。
ほとんどのママは、一生懸命保育園を探して
早く仕事に復帰したいと思っているんです。
だからこそ、お互いのために大事なのは
育休前のコミュニケーション。
育休を取る人や上司としっかり話し合って、
育休中も誰かに負担が集中することのない
体制を作っておくことがポイントですよ☆