師が走ると書いて「師走」。
この「師」は、お坊さんや先生(教師)など
諸説ありますが、とにかく普段は落ち着いて
いる人も走るほど忙しい月ということです。
そんな大忙しの12月。
年賀状の準備や大掃除に追われていたら、
あっという間に大晦日だった!なんてことも。
そして大晦日になって気づくんですよね。
「お正月の飾り、出してない!!!」
今から飾ろうと思っても、お正月の飾りって
大晦日に飾るのはよくないって聞くし……
そもそもなんでお正月を過ぎているわけでも
ないのに、大晦日に飾っちゃダメなの!?
―― はい、私もそう思います(笑)
というわけで、お正月飾りを大晦日に飾る
のがダメな理由を調べてみました。
調べてみると、思わず「なるほど」と納得
してしまう理由が!
大晦日になって慌てないための対処法なども
合わせてご紹介しますので、ぜひ読んでみて
くださいね☆
お正月飾りの一夜飾りはどうしてダメなの?避ける理由と対処法!
それでは、さっそくお正月飾りを大晦日に
飾ってはいけない理由について、説明して
いきましょう……と言いたいところですが、
その前に大事な質問!
皆さん、お正月飾りって何のために飾るのか
わかりますか?
実は、私は親がそうしていたからってだけで
お正月飾りの意味や目的なんて考えたことも
ありませんでした……。
お正月飾りの目的。
―― それはお正月にやってくる神様、
「年神様」をお迎えするためなんです!
実は、門松も鏡餅もそう。
・門松:年神様の目印や依り代として
・鏡餅:年神様へのお供え物として
お正月飾りは、すべて年神様のためのもの
だったんですね☆
お正月飾りの目的がわかったところで
皆さんにもう一つだけ質問。
「一夜飾り」って言葉、知っていますか?
ご存知の方も多いかもしれませんが、
一夜飾りとは、その名のとおりお正月飾りを
一夜だけ飾ること。
つまり、お正月の前日である大晦日にお正月
飾りを飾ることを一夜飾りと言うんですね。
では、ここからが本題です!
なぜ一夜飾りはNGとされているのか?
それは、ズバリ年神様に失礼だから!!!
なんともシンプルな理由ですが、大事な神様を
お迎えするのに、忘れていたかのように前日に
バタバタと準備をするのは確かに失礼ですよね。
しかも、理由はそれだけでないんです。
お正月にやってくると言われている年神様
ですが、実は、その前日の大晦日の早朝に
来るという説もあるんです!
なるほど、それだと大晦日に飾ったのでは
間に合わないですよね(><)
このとおり、理由が分かると納得ですね。
やはり一夜飾りは避けるべき!ということ。
では、一夜飾りにならないようにするには
どうすればいいのでしょうか?
次は、その対処法についてご紹介します☆
お正月の鏡餅も一夜飾りは避けるべき!早めに準備して飾ろう!
一夜飾りを避けるための対処法とは、
ズバリ、早めに準備すること!!!
もう本当にそのまんまな答えですが(笑)、
これが一番大事なポイントです。
毎年「●●日までに飾る」と決めておけば
大晦日になって慌てずに済みますよね。
先ほども説明したとおり、門松も鏡餅も
お正月飾りはすべて年神様をお迎えする
ためのもの。
何を飾るにしても一夜飾りは避けるべき
でしょう。
とりあえず大晦日の前ならいいんでしょ?
という方、ちょっと待ってください。
実は、12月29日もNGなんです!
というのも、9の数字は「苦」を連想する
数字なので縁起が悪いと言われています。
このため、9がつく29日にお正月飾りを
飾るのは避けるべきなんですね。
大晦日もダメ、29日もダメ。
じゃあ、お正月飾りって何日に飾るのが
ベストなの!?
その答えは……12月28日!
漢字の「八」は末広がりになっているので、
8は縁起がいい数字とされています。
このため、お正月飾りを飾る日としては
8のつく28日がベストなんですよ☆
まとめ
今回はお正月飾りについて、一夜飾りを
避ける理由やどの日に飾るべきなのかを
調べてみました!
まとめてみると……
お正月飾りは大晦日や29日を避けて
「28日」に飾るべし!!!ということ。
どうしても28日の都合が悪い場合は、
28日より前に飾ってくださいね☆
お正月飾りは慌てず早めに準備して、
良い年を迎えましょう(^^)