お墓参りに花を供えるのは
よく見る光景です。
でもいざ自分が花を選んで
買って供える時には、どんな花が
いいのか困ってしまうこともありますよね。
どんな種類の花がいいのか分からず
あたふたしないようにお墓参りの時の
花についてご紹介しますね。
お墓参りの基本！お供えする花にタブーってあるの？
お墓参りのマナーとして絶対に
こうでなければならない！というものはなく
花は故人向けたもので心穏やかに眠ってほしい
という願いがありますが、もちろん花に関しても
この花じゃなきゃダメ！というものもないのです。
そんなことを言われたら尚更どんな花を選んだら
いいのか分からなくなってしまいそうですが、
よくお供えしてある花をイメージしてみると
分かりやすいのではないでしょうか。
よく仏花として売られている花束には
菊がメインに作られているものが多いですよね。
菊は邪気を払うという意味があることと、
切り花にしても長持ちすることから
お墓にお供えする花として長く綺麗に
彩ってくれることもあり、選ばれています。
大きな菊だけではなく小菊も可愛らしく
花束に入れられるので人気ですね。
他にもりんどうやグラジオラスや
カーネーションなどが入っていることが
多いのではないでしょうか。
豪華な印象のものだとユリが
入っていたりもしますね。
お花はどこで買ったら良いの？
既成の仏花を買ってもいいですし、
花束を作ってもらう時はバランス良く
二対の花束になるように作ってもらいましょう。
花はもちろん花屋さんで
「お墓にお供えする花を…」と言うと
ある程度の希望を聞いて作ってくれます。
花屋さんじゃなくてもホームセンターや
スーパーや産直で売っていることあります。
また、田舎だとお寺や霊園の近くのコンビニに
仏花の花束が売られていることもあります。
意外と色んな所で買えますので、
遠方のお墓に行く際はお墓近くで購入すると
綺麗な状態でお供えできるのでいいですね。
故人が亡くなってからそんなに時間が
経っていない場合には、白を基調とした
花束になるようにするといいそうです。
そうでない場合は故人が好きだった色を
基調とした花束にしてあげるといいですね。
実はタブーとされているお花もある？
しかしいくら花はなんでもいいと言われていても
タブーとされているお花もあります。
それは毒のある花とトゲのある花で、
避けた方が良いとされています。
棘のあるお花はイメージしやすいですね。
そう。バラです。
美しいトゲが特徴のバラはお墓に
お供えするのには向かないんです。
では毒のあるお花ってなんでしょう。
それは彼岸花です。
知らない方も多いのではないでしょうか。
彼岸花は毒があるとされている花なので
お墓にお供えするお花には
選ばないようにしましょう。
お墓参りにお供えした花は持ち帰りが基本？
せっかく綺麗な花をお供えして
お墓が華やかになったので、そのまま
残しておきたい気もしますが、最近では
霊園やお寺でお供えした花は持ち帰るようにと
されているところが多くなっています。
花は生花なので傷みやすく、虫も
つきやすいことから持ち帰るようなルールに
なっているところが多いようです。
霊園によっては管理事務所が花のお手入れも
引き受けてくれ、傷んできたら処分して
お掃除してくれるところもあります。
もしお墓が自宅から近く、花をお供えした後も
頻繁にお墓に行くことができるのであれば
お供えした花を数日そのままにして
お手入れに通うのもいいですが、
そうでなければ花を手向けて
手を合わせたら、帰る時には
その花を持って帰るようにしましょう。
この時に水を残してしまうと虫が
つきやすいので、水は捨てて
花立て自体を逆さにして帰ると
虫が寄ってくるのを防げます。
持ち帰ったお花はお家に飾っても構いませんが、
お墓から下げた物なので仏壇に再度
供えることはしないようにしましょう。
ご先祖様に一度供えたものは一度
差し上げたものなので、それを再び
仏壇に上げることは失礼とされています。
仏壇に供える花はお墓から持ち帰ったもの
ではなく、ちゃんと用意しましょうね。
まとめ
大切な故人に供える花なので
綺麗な花を飾ってあげたいですね。
花はなんでもいいとされていますが、
タブーとされているものは避けて選びましょう。
マナーを押さえて綺麗なお墓を
保つことも知っているといいですね。